ザワークラウト

バーベキューをやるという楽しみなお知らせが届きました。

守谷市にある美味しいソーセージをご用意いただくとのこと。
それならば、とキャベツをザクザク千切りにしてザワークラウトを仕込みました。

昔、缶詰のザワークラウトを食べた事があり、その時は酸っぱくて美味しいとは思えず、そういうものだと思っていたのですが、オーストリアのライン川の近くでたまたま見つけた街のお肉屋さんでザワークラウトを食べたところ、とてつもなく美味してびっくりしたのでした。

バックパックを背負ってヨーロッパを旅していた頃のことです。 ショーケースに肉が並んでいて、持ち帰る食材としてのお肉の他に、イートインスペースがあったので、食べてみることにしました。 前の人の様子を伺い、どんなものか見ていたところ、なにかお肉料理の他に一皿大盛りのものが。 それがザワークラウトでした。
私は妹と二人でしたが、あんなに食べられるわけないと思い、二人で一皿に半分、と少なくしてもらうことにしました。手のひらサイズのお皿に山に盛られていたので到底食べられないと思ったのです。 メインのお肉料理がなんだっのか、よく覚えていないのですが、(ハンバーグとかだったような気がしますが…)このザワークラウトのことはとてもよく覚えています。 なぜなら、食べ始めたところ自然な甘みがあってとっても美味しかったのです! そして、2人であっと言う間にペロリと食べてしまい、減らしてもらった事を後悔しました。 今だったら、やっぱり美味しかったから追加して、とお願いすると思うのだけど、その頃はそんなことできないと思い込んでいたので、普通に装って貰えばよかったね…なんて悔しがりながらお店を後にしたような記憶しています。(だから!よく覚えてるのだと思いますけれど)

 

そこで、ガラリと印象の変わったザワークラウト。発酵系はどうも苦手意識がありますが、作ってみることにしました。 そうしたらとても簡単で美味しくできました。 キャベツを千切りにして、塩揉みします。キャラウェイやクローヴなどお好みのスパイスを加えて混ぜ、熱湯消毒をした保存容器へ入れて皿を乗せて重石をします。 夏場は数日、冬場は1週間くらいで発酵して来るので、匂いを嗅いでみます。 酸っぱくて良い匂いだったら成功。味を見て、好みの酸っぱさで出来上がりです! もちろんソーセージにも合うし、サンドイッチなどの具材にしても美味しいです。そのまま食べても美味しいのでちょこちょこ摘んであっという間になくなります。 これからあったかくなってバーベキューをやる時のサイドメニューにもオススメです。 しっかり密閉して冷蔵庫で保存すれば結構長く持ちます。